不動産売却を決めた!最初にやることはコレ!すべての手順をご紹介

不動産売却を決めた!ここからどうすればいい?

かなちゃん
不動産売却を決意しました!最初にやることは何ですか?
ゆうとさん
まずは不動産売却の手順を確認しましょう。流れを頭に入れておくとスムーズに売却活動ができますよ!
かなちゃん
わかりました!詳しく教えてください

不動産売却を決めたら、まず手順や流れを確認しておくといいでしょう。実際に行動にうつす前にシミュレーションすることが大切です。

今回は、不動産売却の流れを詳しくご説明します。

不動産売却の手順① 不動産売却の理由と希望の条件を考える

不動産売却を決めたら、まずは「売る理由と希望条件」を考えます。なぜ売ることにしたのか、売るとしたらいくらにするか…細かく書き出しておきましょう。

不動産売却に至った理由を整理する

不動産売却を決めた方は、なにかしらの理由があるはずです。

不動産売却の理由
  • 子供が独立したので夫婦2人では広すぎるから売りたい
  • 親から家をもらったが、すでに住んでいる家があるから売りたい
  • 親から家をもらったが、必要ないのでお金にしたい
  • 高齢の親の代わりに家を売ってお金にしたい
  • 離婚をすることになったので家を売りたい
  • 転勤になってしまったので家を売りたい
  • 土地をもらったが家を建てるのもお金がかかるため売りたい
  • 空き家を壊すのもお金がかかるため売ってしまいたい

このように、不動産売却を決めた背景には明確な理由があるはずです。それを書き出し、まとめておくことで今後の方針が見えてきます。一見無駄なことに思えますが、あとで後悔しないためにも気持ちを整理することは大切です。

不動産売却の希望条件をまとめる

不動産売却をする際、どれくらいの期間で、またどのくらいの価格で家や土地を売りたいのか…希望の条件を考えましょう。相場を調べて、自分が売りたい不動産の場所・築年数・駅からの距離・大きさなどから似たような物件を探し、どれくらいで売れたかを調べることも重要です。

  • いくらで売りたいのか
  • いつまでに売りたいのか
  • 売却活動はいつからはじめるのか

この3点は明確にしておくといいでしょう。

不動産売却の手順② 売却のための勉強をする

かなちゃん
私は、家を相続したものの自分の家がもうあるので必要ないかな?と思って、売却を決めました
ゆうとさん
なるほど!それでは、だいたいの売却希望価格が決まったら、次は以下の手順で売却の勉強をはじめましょう

不動産売却の相場を調べる

不動産売却を決めたら、相場を把握することからはじめましょう。いきなり不動産会社に連絡して相場を聞く…というのは少しハードルが高いので、最初は不動産一括査定サイトなどで見積りを出してもらうのがおすすめです。

一括で見積り依頼ができるので、だいたいの価格がわかります。ただし、机上査定ですので実際に物件を見た場合と金額に差が出てしまうことも忘れずに!

不動産売却に適したタイミングを知る

不動産売却には最適なタイミングがあります。

  • 相場の動きから判断する
  • 年間を通して売れるシーズンを知る
  • 自分が売りたい時期から考える

この3通りの方法があります。

不動産売却で特に期限を設けていない場合は1つ目の相場の動きから判断する方法がおすすめです。要は、「安く買って高く売る」という方法で、高くなったときに売りに出すのですが、素人が相場を読むのは非常に困難ですので上級者向けの方法と言えます。

2つ目の、「年間を通して売れるシーズン」というのは、不動産が売れやすい時期ということです。洋服でいえば夏服は春に、冬服は秋によく売れます。それと同じように不動産にも売れやすい時期というのがあります。

不動産は、1~3月の新生活がはじまる前のシーズンが、一番売却価格が高く、売れやすい時期だと言われています。

しかし、2月に不動産売却を検討しはじめるのでは遅く、売却を決めたら年末前から準備をはじめなければ1~3月の売り出しに間に合いません。一番高く売れる時期を頭に入れて売却の準備をスタートさせましょう。

事情があって売りたい時期が決まっている方は、3つ目の「自分が売りたい時期から考える」しかありません。築年数の関係、また買い替えでの売却などで売るのを急いでいる場合は、自分が売却したいタイミングで売りに出しましょう。

不動産売却の手順③ 査定を依頼し売り出し価格を決める

自分が売りたい不動産のだいたいの相場と売り出す時期を決めたら、次は査定の依頼と売り出し価格の決定です。

不動産会社に査定を依頼する

相場を調べる際に、不動産一括査定サイトなどで大体の価格を知ることができたら、机上査定だけでなく、実際に物件を見てもらって査定をお願いしましょう。

そのとき、不動産一括査定サイトで一番高い価格をつけてくれた不動産会社だけに依頼するのもいいですが、数社選んで査定を依頼するのがおすすめです。一括査定のときと同様に、1社に絞らず、最初は数社に依頼して相見積もりを取った方が賢明です。

不動産売却を依頼する会社を選定する

数社に依頼して見積もりを出してもらうと、だいたいの査定価格がわかると思います。机上査定ではザックリとした金額しかわかりませんが、訪問査定だと隅々まで見て判断するので査定価格が上下することはよくあります。

不動産一括査定サイトでは高値だった不動産会社の査定価格が下がってしまい、別の不動産会社の査定価格が上がる…ということもあるので、訪問査定はかなり重要です。

数社の査定価格を比較して、高値をつけてくれた不動産会社を選ぶのが一番ですが、査定にきてくれた営業マンや、会社の対応などを見て決めるのもいいでしょう。

売り出し価格を決める

不動産売却を依頼する不動産会社が決まったら、次に売り出し価格を決めます。査定価格はあくまでも不動産会社が決めた「売れそうな金額」という目安なので、販売価格はわりと自由に決めることができます。

だからといって査定価格よりも安く設定する必要はありません。反対に、もう少し高値で売りたい…というなら、査定価格よりも少し高い金額を設定してもいいのです。そのあたりは、不動産会社の人と話し合って決めるといいでしょう。

不動産売却の活動を始める

売り出し価格を決めたら、そこから不動産売却活動がスタートです。売却の流れ、購入希望者との交渉の仕方などを勉強しておくと、売れたときの対応もスムーズにできます。

不動産売却の手順④ 売買契約や引き渡しを行う

かなちゃん
相場を知って、不動産会社に電話して、売り出し…って簡単にできそうだと思っていたけど、いろいろと準備が必要なんですね。売却活動スタートまで結構いろんな工程があることにビックリです
ゆうとさん
そうなんですよ。でも、なんでもそうですがきちんと準備しておくことが大切!ここからは不動産が売れたときの売買契約や引き渡しについてご説明します

売却活動を開始し、購入希望者との交渉も済み、購入してもらえることが無事に決まったら売買契約を結びます。

購入者が決まったら売買契約を行う

購入希望者と交渉し、話がまとまったら売買契約を結ぶことになります。契約する際に気を付けておきたいポイントなどを事前に確認しておきましょう。

このとき、買主から手付金をもらうこと、仲介手数料の半額を支払うことになりますので、そのあたりも覚えておくと安心です。

買主へ不動産を引き渡す

売買契約を結ぶときに、不動産の引き渡し時期も決めるのですが、実際にその時期になったら買主へ不動産を引き渡します。不動産を買主へ引き渡すと同時に、売却完了となります。

買主からお金を受け取り、カギを引き渡しましょう。買主が住宅ローンを借りる場合、また売主が住宅ローンを借りている場合は、引渡し前に準備が必要なので不動産会社に確認しておく必要があります。

だいたいの不動産売却の流れを頭に入れておくと安心!

不動産売却の手順まとめ
  • 不動産売却を決めたらその理由と希望条件を明確にしておく
  • 売りたい不動産の相場や売り時をチェックしておく
  • 不動産一括査定サイトなどでだいたいの査定価格を知る
  • 査定価格から実際に依頼する不動産会社を決める
  • 不動産会社に訪問査定を依頼し、売り出し価格を決める
  • 売却活動を開始し、売れたら売買契約を結ぶ
かなちゃん
不動産売却のだいたいの流れがわかりました!売りたい理由や希望条件は明確にしておくと後々迷ったり考えがぶれたりしないから、意外と大事ですね
ゆうとさん
そうですね。家族みんなで話し合って決めたことを書き出しておくと、家族間のトラブルにもならないのでおすすめです。今回はザックリとした流れになってしまいましたが、頭に入れておくと安心ですよ

不動産売却の手順をご紹介しましたが、難しいことは何もありません。売り出したい理由や希望条件、時期などを考えておけば、あとは不動産会社に依頼するだけでOKなのです。

しかし、査定価格は不動産会社によって開きがありますので、数社比較するのがおすすめです。1社に絞ってしまうと損をしてしまう可能性がありますので、気をつけましょう。

また、売り出す側もきちんと知識を蓄えておくとだまされる心配もないので、売り出す前にしっかりと勉強しておくことをおすすめします。

まずは自分の家の「査定価格」を知っておくことが大切!

家を売るかどうかを決める前に、まずは家の査定価格を知っておきましょう。

できるだけ査定価格を高めるために必ずやってほしいのが「比較する」ということです。査定を1社に絞らず、数社にまとめて依頼するのです。

そうすることで、一番高い金額をつけてくれる不動産会社がわかるだけでなく、平均価格というのもわかります。最終的に売り出し価格は売主が決めることになるのですが、その際の参考にもなります。

かなちゃん

下記のように過去の査定額よりも最高額がつく事例があがっています。

<事例A>兵庫県加古川市

(売主予想)1,780万円⇒(実際の売却額)2,780万円

<事例B>大分県大分市

(売主予想)1,650万円⇒(実際の売却額)2,650万円

ゆうとさん

チャット形式で質問に答えるだけで簡単に査定してもらえますよー。

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元大手不動産会社の社員だった経験から、不動産や土地の売却について精通しています。空き家問題や土地の相続など、現在、日本では不動産に関するさまざまな問題があり、不動産を売却する人が増えています。少しでも助けになればと思っています。